食と健康情報
生え変わりのない永久歯(大人の歯)を生涯保つためには,歯みがき等の日々のお口のお手入れである適切なセルフケアを行い,歯科専門家による歯の清掃や歯石の除去等のプロフェッショナルケアを年に数回受診(必要な回数には個人差があります)することが大切です。
大人が歯を失う最も大きな原因は,歯周病という歯を支える歯肉(歯ぐきの肉)や骨が損なわれてしまう病気によるものです。この病気は,青年期のころから少しずつジワジワと進み,壮年期に,突然の歯ぐきの痛みや腫れ,出血となって現れます。予防するには,適切なセルフケアとプロフェッショナルケアの充実しかありません。そのためにもかかりつけの歯科医師にお口を診てもらい(歯科健診),相談する(保健指導)ことが大切です。
また,歯周病は糖尿病や脳梗塞や狭心症・心筋梗塞の原因である動脈硬化の重症化と大きくかかわる病気であることもわかってきました。大人の歯と口の健康づくりは,いつまでも健やかに暮らしていくためには欠かせないものです。
1年に1回は歯科健診を受けましょう。