コラム - 京の食育指導員

2023年4月5日
Vol.127 食べるを楽しむって【下京区】

寄る年波とコロナ禍のせいで増えた「おうち時間」をテレビ相手に過ごすことが「ながら視聴」を含めて増えました。その中でグルメ・食レポ・クッキングなど「食べること」にまつわる番組が多いと感じます。それだけ「食べること」は人間にとって必要で興味ある行為ということです。美しい味を求め、楽しむのは幸せなことです。

世界の飢餓人口は4人に1人、日本でも飢餓経験者は20人に1人というデータもあります。ギリギリ「生きるために食べること」さえ困難な人々が存在することに思いを馳せると、今当たり前に食べ物が手に入ることに改めて感謝し、大切にいただかなければいけないと感じます。

貧困・自然災害・紛争・戦争などから来る飢餓・栄養不足など直接生命に関わる深刻な問題があるのです。

それとは逆?の過食・飽食・食品ロスなど「食べること」にまつわる多くの問題について、正しく向き合い、生命と健康を守るために「食べること」の大事さを一人一人が理解し、そこから困っている人たちに対する炊き出し・こども食堂・フードバンクなどの活動で助け合い、「食べること」を楽しみながら正しい情報を共有するためにこそ、「テレビ力」に期待するとともに、食育指導員として伝えていきたいと思います。

こういった食への思いをコラムにし、高齢者の食育情報誌「食育タイム」に掲載しています。ぜひご覧ください。

京の食育指導員

このコラムについて
地域で食育をすすめる市民ボランティア(京都市認定)の食育指導員さんの活躍
を紹介します。
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