コラム - 京の食育指導員

2012年1月20日
Vol.3 「食文化シリーズⅠ」を終えて 右京区食育指導員 中井千佳子

夢をいっぱい抱いて,食育指導員の一歩を踏み出しました。自分の学区の小学校での活動と思っていた所,右京全域で子供達だけでなく,区民の方も対象と聞き・・・ならば,あれもこれもと思いが膨らむばかり。栄養士さんと仲間と話し合い,『食文化シリーズ』と題し,右京区民の方と一回目は「七草粥」の話と調理をする事になりました。全国で知られる「七草粥」は右京宇多野が発祥の地である事も理由の一つです。

けれど,準備が進むにつれ,私は不安でいっぱいになりました。「七草粥」の言い出しっぺは私・・・。区民の方に回覧板を見て興味を持ってもらえるのか?と。でも,そんな不安も予定数の参加者数と,栄養士さんや仲間の力で吹き飛んでしまいました。

準備も整い当日を迎え,「七草粥」の起こりや歴史,調理実習のレシピと食育指導員の説明も,4人の指導員で進めました。「来て良かった!!」の声を聞き,とても嬉しく思いました。私たち指導員と参加の方との出会い,何よりも参加者の皆さんが,和気あいあいと過ごされる様子を見て,心温まる思いでした。そんな中で,食育とは,栄養やマナー,調理だけではなく,人としての形成や人間関係にも大きな力があると感じました。

今回の『食文化シリーズⅠ』は,成功に終わったと思います。今後もこのシリーズは,続けていきたいと思うし,子供達とも関わりたいと次への構想も涌いてきます。

これからも老若を問わず,心身共に健康になってもらえるように,食育指導員として,お手伝いが出来たら・・・と,日々の努力を積みたいと思います。

(「食文化シリーズⅠ」平成23年12月7日 右京保健センターにて開催)

京の食育指導員

このコラムについて
地域で食育をすすめる市民ボランティア(京都市認定)の食育指導員さんの活躍
を紹介します。
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