コラム - 京の食育指導員

2015年3月30日
Vol.8 「災害に備えて今家庭でできること」 3月11日サンサ右京ポスター展示 右京区食育指導員 佐藤寛子

食育指導員連絡会や保健センターでの活動で食育指導員同士が,顔を合わせる中で,

「みんなで協力すれば何か出来るんじゃない」

という声があがりました。

具体的にどのような取り組みができるか話し合いを重ね,3.11の東日本大震災の日に合わせて,研修した災害関連の内容に決めました。

「湯せんの仕方を実際に見せたい」

「出来上がった献立を見せたい」

など意見もありましたが,サンサ右京のロビーは火を使えないなど安全面,衛生面諸々のアドバイスを栄養士さんからいただき,模造紙6枚に絵や写真を使って,災害の備えについて紹介することにしました。

♥ 災害3日間をメドに用意しておきたい物 と 非常用持出袋

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♥ 容器の作り方

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当日はたくさんの方とお話しすることができました。

コンロも水も備蓄しているとおっしゃる方には

「どこに置かれていますか?」

「燃料のボンベは何本あります?」

などの問いかけをし,体験者からお聞きしたことを伝えると,

「そうやなあ,台所はグチャグチャになるなあ。分けて置かなあかんなあ」

「ボンベ多めに買うとかなあかんなあ」

と反応があり,具体的な注意喚起ができました。非常袋の中身を手に取って

「衛生品や医療品は何がいるかわからなかったけど参考になった」

と言われる方もありました。

また,「ミックスベジタブルて何?」

「一人暮らしだから缶詰サラダのような和えるだけのメニューを教えて欲しい」

等,日ごろの食生活についても質問があり,アドバイスができました。

人と人が対話してこそ,具体的な気付きがあるんだと改めて思いました。

取り組んでわかったことや今後やりたいことも見えてきました。

まず行動することが大事なのですね。

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京の食育指導員

このコラムについて
地域で食育をすすめる市民ボランティア(京都市認定)の食育指導員さんの活躍
を紹介します。
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