2019年3月25日
Vol.6「事業所等給食施設講習会を開催しました!~社員食堂におけるマーケティング戦略~」
今回の講習会では,事業所・大学・寄宿舎等を対象に,食堂におけるヘルシーメニューの提供等の健康づくりの取組がより効果的に実施できるよう,マーケティング理論を用いた食堂運営について,講演を行いました。
対象施設と参加状況
- 対象施設
京都市内の事業所,大学,寄宿舎等(対象施設には,個別に案内をしています。) - 参加状況
39名(32施設)(管理栄養士・栄養士などの給食担当者・総務担当者など)
日時と場所
- 日 時 平成31年2月25日(月)午後2時~4時
- 場 所 伏見区総合庁舎 4階 大会議室
内 容
- 報告・情報提供
「学生食堂を活用した学生対象の食育事業『そうだ,野菜とろう!キャンペーン』について」
「スマートミール認証制度について」
(京都市健康長寿企画課(京都市保健所)管理栄養士) - グループワーク「食堂における利用者の健康づくりの取組」
アンケート結果
- 参加施設と参加者について(アンケート回収率 92.3%,N=36)
- 講習会内容について
- 感想など(一部)
- 講義は新たな考えを知ることになりよかった。給食のマーケティングという発想はなかったので。(事業所)
- 若い世代への食育に取り組んで,将来の健康なからだづくりをめざしたい。(大学)
- 職員食については患者食にプラスという感じでメインに考えず提供していたので,もう少し健康を考えた食事を提供する仕組みを作りたい。(事業所(病院職員食堂))
グループワークで出された課題として,「ヘルシーメニューは売れない」,「野菜食べようとは言うけれど行動につながらない」,「利用者は濃い味を好む」,「安いメニューが売れる」等がありました。以上のことからヘルシーメニューの提供,野菜摂取促進,減塩の取組は行っているが,販売に結びつかず,進まないという現状がありました。今回の講義にあった「マーケティングの考え方」も生かしながら,各施設において,食堂を通じた健康づくりが今後も継続的に推進できるよう,引き続き支援してまいります。
特定給食施設は,利用者の身体の状況,栄養状態,生活習慣等を定期的に把握し,これらに基づいた適切な食事を提供するために,給食管理及び栄養管理を実施することが求められます。特に大学や事業所においては,若年世代や,働き盛り世代の方の生活習慣病予防や健康増進のため,給食を通じた利用者の健康づくりの取組が重要となります。
今後も引き続きご理解,ご協力をよろしくお願いします。