コラム - 京食の達人

2013年3月27日
Vol.8シリーズ「京(みやこ)・食の安全衛生管理認証施設に突撃インタビュー!!」~㈱人見パン 人見 忠司さん~

京(みやこ)・食の安全衛生管理認証制度をご存じでしょうか?

 自主的な衛生管理に取り組み,京都市が定める衛生基準をクリアした施設を京都市が認証する制度です。

 今回は,学校給食で有名な(株)人見パン(京都市上京区大宮通今出川上る観世町129)の人見 忠司さんに,衛生管理に係る取組についてお話をうかがいました。

◎◎◎インタビュー◎◎◎

 Q1 こちらの施設では,どのような商品を製造・販売されているのですか? 

 A1 学校給食用の白ごはん,麦ごはん,胚芽米ごはん,玄米ごはん等を製造しています。 

 Q2 京(みやこ)・食の安全衛生管理認証を取得しようと思った動機を教えてください。 

 A2 食の安全安心が強く求められる時代になり,より一層の自社の衛生管理及び従業員の知識向上のため取得しました。

 Q3 京(みやこ)・食の安全衛生管理認証を取得されて,社内・外からの反響はいかがでしょうか? 

 A3 社外的には,京都市のホームページに掲載されているのを見たと連絡がありました。また,社内的には,従業員の衛生意識が向上してきていると思っています。特にノロウイルスに関するミニ講習会も開催したこともあり,手洗いや消毒方法についての意識は高いと思っています。

Q4 京(みやこ)・食の安全衛生管理認証制度についてどのように思われますか? 

 A4 消費者の食に関する意識は高く,より安全で安心な商品を求めています。京(みやこ)・食の安全衛生管理認証取得施設で製造された商品は,消費者が購入される際のひとつの指標になりうると思っています。しかし,この認証制度について,一般消費者の認知度が低いように思われます。よって,認証制度の周知が課題のひとつと思っています。京都市には,認証制度の周知のために,認証取得店情報マップの配布や,昨年10月に梅小路公園で開催された「食の安全安心フェスタ in KYOTO」等での認証施設の紹介等のような斬新な取組を今後も期待しています。私どもも認証制度のステッカーを配送車に貼って,微力ながら認証制度の周知をしています。

Q5 食品の安全性確保に向け,日々,大変な努力をなされていると思います。「ここはがんばって取り組んでいるなぁ」という衛生管理ポイントを教えてください。 

 A5 従業員の知識向上のため,講習会には特に力を注いでいます。私自身が,いろいろな講習会に参加し,そこで学んだことを昼食時にミニ講習会と称して従業員に伝えたり,上京保健センターの衛生課職員さんを講師にお招きして,最新の食品衛生の話題や自社にあった衛生管理のポイントや問題点等についての衛生講習会を開催しています。

 Q6 最後に,消費者の皆様に,メッセージをお願いします。 

 A6 小学校の皆様に安全・安心で美味しいと喜んでもらえるごはんを提供しています。特に小学校で食べた給食の味は大人になってからも思い出として,深く心に残っているものです。日本人の主食であるごはんの美味しさと素晴らしさと食事の大切さを,子供達に伝えていきたいと思っています。

今回の達人

Vol.8シリーズ「京(みやこ)・食の安全衛生管理認証施設に突撃インタビュー!!」~㈱人見パン 人見 忠司さん~

㈱人見パン       人見忠司さん

京食の達人

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京都にゆかりの「食の専門家」や「食にまつわる職人さん」からの発信です。
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