コラム - 食のつれづれ日記

2016年9月13日
Vol.29「給食講習会を開催しました!~給食を通じた健康づくりの取組~」

平成28年8月30日(火)に,ウィングス京都イベントホールにおいて,市内の事業所や大学などの給食施設(社員食堂,学生食堂等)の皆様を対象にした講習会を開催しました。

「社員食堂」は社員の福利厚生を主な目的として運営されてきた経過がありますが,最近では,社員の「健康増進を図る」取組の重要な柱として注目されています。

講習会では,「食堂を活用した利用者の健康づくりや食育の取組事例の報告」と「給食の役割と利用者に応じた給食提供についての講義」を行いました。

1つ目の事例は,総合分析計測機器メーカーである堀場製作所の理事の山下泰生様から,2008年から取り組んでいる給食を通した社員の健康づくりの取組について,御報告いただきました。

食堂では社員の方の身体活動量を考慮したエネルギーの定食を提供したり,栄養情報の提供に社内イントラを活用したり,新入社員への食育教育を実施したりするなど,給食を通した社員の健康づくりの取組に,福利厚生担当や給食業者,労働組合,グループ会社代表,健康管理室,健康保険組合など,様々な部門が連携して取り組まれています。

その結果,食堂のある本社勤務の方は,本社外勤務の方と比べて,BMIや血圧,肝機能,脂質代謝において,健康診断での有所見率が低いという成果があがっているとのことです。また,情報提供や食育教育を行うことによって,食への関心・健康づくりの意識を高めることにつながっているようです。

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2つ目の事例は,社員食堂などを運営している企業であるサン食品工業株式会社の管理栄養士の北原様と栄養士の川島様から,社員食堂における具体的な食育の取組について,御報告いただきました。

『健康に配慮した食事をただ提供するだけではなく,食事の組合わせを提示したり,栄養や食材の情報提供を,日々の給食提供を通じて行うことで,食に関する知識や食事を適切に選択するスキルを身につけることができるようになる。』ことを,サン食品工業では『静かな食育』と表現し,その理念に基づいた利用者の健康づくりに取り組まれています。

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講義では,本市の管理栄養士から,給食施設の役割と利用者に応じた給食提供の必要性について,各施設において再認識していただくよう,お話ししました。

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本市では,平成28年3月に策定しました「健康長寿のまち・京都食育推進プラン」に基づき,働き盛りの世代や次世代を担う若者層が多く利用する外食・中食の事業者や,事業所や大学等の給食施設等の皆様と連携し,市民の皆様の健康づくりに取り組みます。

なお,当講習会で御報告いただきました取組事例については,後日,詳細を「京・食ねっと」の「食と健康情報」のページで御紹介する予定です。

食のつれづれ日記

このコラムについて
食に関わる職員等が日頃の「食のお仕事」や「食への想い」をリレーで綴ります。
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