コラム - 食のつれづれ日記

2012年3月15日
vol.11 「おばんざいの日」 ~保育所給食をとおして~子育て支援部保育課 管理栄養士 木村淑子

 伝統的な日常のおかずを給食にとり入れて,京都の食文化により親しんでもらおうと,平成23年度から市営保育所では毎月の給食献立に「おばんざいの日」を設けています。
 保育所での子どもの様子をお伝えします。
 

あらめの炒煮を一目見て「アッ,これ,ばぁばのお家にあった!」  

ふきの筋をとったり,ずいきの皮をむいたり…手をアクでまっ黒にしながらもお手伝いした食材には親しみがわいた様で,保育士に声をかけてもらいながら,慣れない味にもチャレンジしていました。

青うりのごま酢あえの展示食の前で「キュウリじゃなくて瓜なんやって」とお母さんに教える子どもの姿もみられました。 
 園庭開放を利用している子ども連れのお母さんも興味津々。調理師に直に作り方を聞いたり,置いてあるレシピを持ち帰ったり,…家でもトライしてみようと熱心です。
 お父さん,お母さんからは「懐かしいなぁ…」「子どもが食べるとは思わなかった」との様々な感想が聞かれる中,平成24年度も引き続き取組みますよ「おばんざいの日」。
 食べること大好きな市営保育所職員から寄せられた「給食に入れたいおばんざい」を基に,更に厳選された普通のおかず。子どもたちが喜んでくれるといいなぁ…。

★毎月の献立は「京都市営保育所標準献立」からご覧いただけます。

食のつれづれ日記

このコラムについて
食に関わる職員等が日頃の「食のお仕事」や「食への想い」をリレーで綴ります。
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